歯石とは?歯垢との違いは何?
豆知識

仙台市宮城野区の、ぬかつか矯正歯科です。
歯みがきをしているのに、歯の裏側がざらざらすることはありませんか。もしかすると、それは歯石かもしれません。歯石という言葉はよく耳にしますが、歯垢との違いを正しく理解している方は意外と少ないものです。歯垢は毎日の歯みがきで落とせますが、歯石になると自分では取り除けなくなります。そして、そのまま放置すると歯ぐきの炎症や歯周病の原因にもつながります。
今回は、歯石と歯垢の違い、できる原因、そして予防方法について分かりやすく解説します。お口の健康を守るための基本として、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1. 歯石とは?歯垢との違いを知ろう
・ 1-1 歯石は歯垢が固まったもの
・ 1-2 歯垢は細菌のかたまりで毎日増える
・ 1-3 歯石と歯垢の見た目・硬さ・においの違い
2. 歯石ができる原因とつきやすい場所
・ 2-1 磨き残しが石灰化するまでの流れ
・ 2-2 唾液の成分と体質でつきやすさが変わる
・ 2-3 歯石がつきやすい部位
3. 歯石を放置するとどうなる?予防と対処法
・ 3-1 歯肉炎、歯周病が進みやすくなる
・ 3-2 口臭や着色、矯正中のトラブルにつながることも
・ 3-3 予防は日々のケアと定期検診
【まとめ】
1. 歯石とは?歯垢との違いを知ろう


1-1 歯石は歯垢が固まったもの
歯石とは、歯の表面に付着した歯垢が唾液中のカルシウムやリンと結びつき、石のように硬くなったものです。硬くなってしまうと、自宅のケアでは取り除けなくなります。見た目は白っぽいものから黄褐色までさまざまで、歯肉の境目や裏側に付きやすいのが特徴です。さらに、歯石には、歯肉の上にできる歯石と歯肉の中にできる歯石があります。歯肉の中にできる歯石は黒っぽく硬く、歯周病の進行に深く関わります。見えない場所で増えていくこともあるため、自覚しにくい点にも注意が必要です。
1-2 歯垢は細菌のかたまりで毎日増える
歯垢は食べかすではなく、細菌のかたまりです。食事のあと数時間で歯の表面に付着し、歯みがきをしなければどんどん増えていきます。歯垢の中には虫歯や歯周病の原因菌が多く含まれており、放置するとお口のトラブルにつながります。やわらかい性質のため、毎日の歯みがきで除去することが可能です。ただし、磨き残しがあると歯垢は層のように重なり、落としにくくなります。特に夜は唾液の分泌が減るため細菌が増えやすく、就寝前のケアが重要です。
1-3 歯石と歯垢の見た目・硬さ・においの違い
歯垢は白くネバついた膜のようなもので、爪で軽くこすると取れることがあります。一方、歯石は硬くこびりついており、ブラシでは取れません。歯石の表面はざらついているため、その上にさらに歯垢が付きやすくなります。また、歯垢に含まれる細菌はガスを発生させるため、においの原因にもなります。歯石が多いと細菌の温床になりやすく、慢性的な口臭につながることもあります。2. 歯石ができる原因とつきやすい場所


2-1 磨き残しが石灰化するまでの流れ
歯垢はおよそ2日ほどで石灰化が始まるといわれています。歯みがきが不十分な部分に歯垢が残り、そこへ唾液中のミネラルが沈着することで歯石へと変化します。一度石灰化が始まると、表面がさらに粗くなり、そこにまた歯垢が付着します。この繰り返しによって歯石は徐々に厚くなっていきます。2-2 唾液の成分と体質でつきやすさが変わる
唾液の分泌量や成分は人によって異なります。唾液中のカルシウム濃度が高い方は歯石がつきやすい傾向があります。また、口呼吸やドライマウスの状態も歯垢が停滞しやすくなり、結果として歯石の形成を促します。さらに、喫煙習慣がある方は歯石がつきやすく、色も濃くなりやすい傾向があります。生活習慣も大きく関係しているのです。
2-3 歯石がつきやすい部位
下の前歯の裏側や、上の奥歯の頬側は特に歯石がつきやすい部位です。これは唾液腺の出口が近く、唾液が多く分泌されるためです。また、歯並びがデコボコの部分や、矯正装置の周囲、被せ物の境目なども歯垢がたまりやすく、歯石が形成されやすい場所です。自分では磨けているつもりでも、実際には残っていることが少なくありません。3. 歯石を放置するとどうなる?予防と対処法
3-1 歯肉炎、歯周病が進みやすくなる

歯石そのものに病原性はなく、歯石の表面に細菌が付着しやすいことが問題です。細菌が増えることで歯肉に炎症が起こり、歯肉炎や歯周病へと進行します。歯周病が進むと歯を支える骨が減少し、歯がぐらつくようになります。初期は痛みが少ないため、気づかないうちに進行してしまう点が怖いところです。



