仙台市宮城野区の矯正歯科、ぬかつか矯正歯科クリニックです。

仙台ぬかつか矯正歯科ブログ

矯正治療は何歳までできる?

矯正治療


仙台にある矯正歯科、ぬかつか矯正歯科クリニックです。
矯正治療といえば子どものうちに行うものというイメージを持っている方も多いかもしれません。
しかし、近年では成人してから矯正治療を希望する方が増えており、実際に40代、50代以上で治療を始めるケースも珍しくありません。
では、大人の矯正治療には年齢制限があるのでしょうか?
ここでは矯正治療は何歳までできるのかをテーマに、大人の矯正の動機や注意点について詳しくご紹介いたします。


目次
1. 大人の矯正をしたい方の動機 
 ・ 1-1 仕事で人前に立つ
 ・ 1-2 小さい頃に矯正できなかった
 ・ 1-3 「ちょっとだけ治したい」が可能になった
2. 大人の矯正、何歳まで?
 ・ 2-1 特に年齢制限はない
 ・ 2-2 歯周組織が健康であること
3. 大人の矯正で気を付けるべきこと
 ・ 3-1 歯周病に注意
 ・ 3-2 動きは比較的ゆっくり
 ・ 3-3 自己管理が大切
【まとめ】


1. 大人の矯正をしたい方の動機 

1-1 仕事で人前に立つ

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営業職や講師業など、仕事上で人前に立つ機会が多い方は、口元の印象が気になるものではないでしょうか。歯並びは第一印象に大きく関わるため、お仕事におけるコミュニケーションを良くする一環として、矯正を始める方が増えています。また、マスク生活が長く続いたことで今のうちに矯正を済ませたいと考える方も多く、20代〜40代の矯正希望者が増加しています。

1-2 小さい頃に矯正できなかった

子どもの頃に矯正をしたかったけれど、費用や時間の都合で断念したという方が、経済的、時間的に余裕ができた大人になってから矯正を検討することがあります。

1-3 「ちょっとだけ治したい」が可能になった

「前歯だけ」「下の歯のガタつきだけ」など、部分的な矯正を希望される方も多くいます。マウスピース矯正のような装置の進化により、軽度の不正咬合であれば比較的短期間で対応できることも増えており、大人でも始めやすい治療になっています。


2. 大人の矯正、何歳まで?

2-1 特に年齢制限はない

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実は、矯正治療に何歳までという明確な上限はありません。歯は年齢を問わず動かすことができるため、60代以降で矯正治療を受ける方もいらっしゃいます。
ただし、加齢による骨の変化や歯周組織の状態によって、治療計画や装置の選択に影響する場合があります。まずは口腔内の状態を丁寧にチェックすることが大切です。

2-2 歯周組織が健康であること

大人の矯正治療で最も重要なのが、歯を支える歯周組織が健康であることです。炎症があったり、歯を支える骨が減っていたりすると、矯正中に歯がグラグラしてしまうこともあります。


3. 大人の矯正で気を付けるべきこと

3-1 歯周病に注意

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成人の方は、軽度から中等度の歯周病を抱えていることが多いため、矯正治療中は歯周病の管理がとても重要になります。矯正装置によって歯磨きが難しくなる部分が出てくるため、磨き残しが増えると炎症を起こしやすくなります。定期的なクリーニングと、自宅での丁寧なケアが欠かせません。

3-2 動きは比較的ゆっくり

成人の場合、骨の代謝が子どもに比べて緩やかになっているため、歯の動きもゆっくりです。そのため治療期間が長くなる傾向があります。無理な力をかけずにゆっくりと動かすことで、歯や骨への負担を減らしながら安全に治療を進められるというメリットもあります。

3-3 自己管理が大切

特にマウスピース矯正の場合、装着時間の管理が治療成功のカギを握ります。1日20時間〜22時間の装着が必要なため、自己管理が難しい方には向いていないケースもあります。装置の装着、清掃、交換スケジュールなど、医師の指示を守ることが結果につながる重要な要素となります。

【まとめ】

矯正治療に年齢制限はなく、歯や歯肉の状態が整っていれば、何歳からでも治療を始めることが可能です。
「今さら遅いのでは?」と思っていた方も、実際には多くの大人が矯正治療を選んでおり、見た目だけでなく噛み合わせや発音の改善など、多くのメリットを感じていらっしゃると思います。歯並びやかみ合わせに関するお悩みがある方は、どうぞお気軽にご相談ください。