仙台市宮城野区の矯正歯科、ぬかつか矯正歯科クリニックです。

歯列矯正治療 成人矯正治療の症例

外科矯正治療

今回は去年の12月に装置を外したKさんに登場していただきました。
Kさんは中学生の時に受け口を気にして来院されました。通常の矯正治療では改善が困難との診断により、手術による治療が選択されました。成長観察、術前矯正、手術、術後矯正を経て、装置が外れたのは20歳になってからでした。多感な時期を矯正治療と歩まれたKさん、本当にお疲れさまでした!

治療の経過

経過_01
<初診時>受け口で、前歯の噛み合わせも深い状態。
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経過_02
<手術直前>前歯の噛み合わせは浅いが、受け口の程度は強くなっている。
飛び出した下顎を十分に後方に下げるために必要な状態。
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経過_03
<装置撤去時>綺麗な噛み合わせが出来ている。

治療後のKさんの感想

1:矯正治療が終わった今、一番良かったと思う瞬間はどんな時ですか?

噛み合わせが良くなったところです。最初はとても大変な治療だと思っていましたが、暖かい先生方に囲まれて、こうして綺麗な歯並び、歯にすることが出来ました。本当に感謝しております。

2,矯正治療前と後で何か「変わった」と実感することはありますか?

歯の大切さ、食べ物を噛むと言うことがどれほど大事なことかがよく分かりました。歯をこんなにも綺麗にして頂けてとても嬉しいです。

3,矯正治療中に大変だったことは何ですか?

歯磨きをするのがとても大変でしたし、時間がかかりました。矯正器具の間に挟まった食べカスを掃除することが大変でした。

4,現在、矯正治療を頑張っている皆さんにお伝えしたいこと、自分が体験した中でこうすると良かったということがあれば教えて下さい。

矯正治療の期間は長く、大変ですが、終わったときにとても綺麗な歯と喜びを得ることが出来ます。皆さんも頑張って下さい。

歯科矯正治療に伴う一般的なリスク・副作用について

  1. 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いです。
  2. 歯の移動には個人差があるため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
  3. 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  4. 治療中は、装置が装着されているため歯が磨きにくくなります。
    虫歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。
    また、歯の移動に伴って隠れていた虫歯が見えるようになることもあります。
  5. 歯の移動に伴って歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯茎がやせて下がることがあります。
  6. ごく稀に、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  7. ごく稀に、歯の移動に伴って神経が障害を受けて壊死することがあります。
  8. 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  9. 治療中に「顎関節で音が鳴る、顎関節が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症の症状が生じることがあります。
  10. 様々な問題により、当初に予定した治療計画を変更する可能性があります。
  11. 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
  12. 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  13. 装置を撤去する時に、歯の表面のエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  14. マルチブラケット装置を撤去した後、リテーナーを指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性があります。
  15. マルチブラケット装置を撤去した後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)や虫歯の治療(修復物)をやりなおす可能性があります。
  16. 顎の骨の成長発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  17. 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。
    加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせると咬み合わせや歯並びが変化することがあります。
    その場合、再治療等が必要になることがあります。
  18. 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。