日本人の出っ歯の割合は?出っ歯の種類と治療について
矯正治療
仙台駅東口徒歩4分ぬかつか矯正歯科のブログです。
マスクを外せるようになって、口元が見える機会が戻りました。マスクを外して笑えるようになり解放的ですよね。
ところで、みなさんは自分が出っ歯だと思いますか?
「出っ歯だと思っていなかったら、実は出っ歯だった」という場合があります。今回は日本人の出っ歯の割合や治療などをご紹介します。
目次
・日本人の出っ歯の割合は12.9%
・出っ歯のリスク
- 見た目の問題
- 虫歯や歯周病などになりやすい
- 奥歯に負担がかかるリスクがある
- 外傷リスク
・出っ歯になる原因
・出っ歯で悩んでいるならぬかつか矯正歯科へ
・まとめ
日本人の出っ歯の割合は12.9%
日本人の出っ歯の割合は12.9%と言われていて、10人に1人以上の割合が出っ歯ということになります。また、いくつかある悪い歯並び(不正咬合)の中で2番目に多い割合です。自分が出っ歯だと気づいていない方も珍しくありません。出っ歯には「骨格性上顎前突」「歯槽性上顎前突」と、そのミックスの3種類があります。
- 骨格性上顎前突:骨格が原因で日本人に最も多い。上顎が全体的に前に出ている。もしくは、下顎が全体的に後ろに下がっている。
- 歯槽性上顎前突:骨格が原因ではなく、前歯の傾斜が原因。
- 骨格性上顎前突と歯槽性上顎前突の混合型:上記両方のミックス。比率は多い。
出っ歯のリスク
出っ歯であっても出っ歯だと気づいていなかったり、気にしていなかったりすることは珍しくありません。しかし、出っ歯のままでいることのリスクがあります。
・見た目の問題
自覚しやすい出っ歯のリスクは、見た目の問題です。出っ歯は正面だけではなく、横から見たときに口が突き出ているため横顔にも影響します。そのため、横顔を見られることにコンプレックスを感じることも。また、思いっきり笑えなくなったり、写真を撮られたくなくなったりと自信が持てなくなるといった悩みに繋がります。
・虫歯や歯周病などになりやすい
口呼吸が原因で筋肉のバランスが狂い出っ歯になります。また、鼻疾患や悪臭癖が原因のこともあります。出っ歯だと前歯が前に突き出ているため、口を上手く閉じることができずに、口の中は乾燥状態が続きます。乾燥状態になると唾液の分泌量が減り口の中の自浄作用が低下し、その結果、虫歯や歯周病などになりやすくなるのです。口の乾燥は口臭の原因になるため、さまざまなリスクがあります。
・奥歯に負担がかかるリスクがある
出っ歯はどうしても噛み合わせが合わないため、食べ物をかみ切ることが苦手です。食べられない訳ではありませんが、奥歯を使ってフォローするため奥歯に負担がかかるリスクがあります。・外傷リスク
さらに、出っ歯であるとこにより、転倒などでの前歯の破折や口唇の裂傷などのリスクがあります。出っ歯になる原因
出っ歯になる原因は以下の3つだと言われています。
- 遺伝
- 口呼吸
- 癖
一方、口呼吸と癖は後天的な問題。口呼吸をしていると舌が正しい位置にないため、バランスが崩れます。舌は本来、上あごの歯列内に収まっていなければいけません。しかし、口呼吸をして舌が上あごにないことで、出っ歯になります。また、小さいときに指しゃぶりをしていても出っ歯になりやすくなります。