仙台市宮城野区の矯正歯科、ぬかつか矯正歯科クリニックです。

仙台ぬかつか矯正歯科ブログ

受け口の矯正治療で理想的な歯並びを手に入れよう!

矯正治療
こんにちは。仙台のぬかつか矯正歯科です。受け口の方の矯正治療について解説したいと思います。

受け口とは、下顎の前歯が上顎の前歯よりも前方に突き出ている状態のことです。受け口であることは、見た目が悪いだけでなく、健康状態にも大きな影響を与えることがあります。

目次
1. 受け口とは?
 - ・歯が原因の受け口
 - ・骨が原因の受け口
2. 受け口矯正のメリットと効果
3. 受け口矯正の注意点とリスク
4. まとめ


1. 受け口とは?

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受け口とは前述のとおり、下顎の前歯が上顎の前歯よりも前方に突き出ている状態のことですが、歯が原因の受け口と骨が原因の受け口の2種類に分けることが出来ます。

・歯が原因の受け口

単純に歯並びの問題により前歯の咬み合わせが反対になっている状態で、受け口の状態としては軽度であることが多いです。一般的なワイヤー矯正治療・マウスピース矯正治療・舌側矯正治療で治すことが可能です。

・骨が原因の受け口

骨が原因の受け口とは、下顎の骨が上顎より前方にあることにより受け口になっている状態で、受け口のほとんどが骨格的な問題を有しております。前後的な骨格のずれにより治療の難易度が異なり、ずれが軽度のものであれば一般的な矯正治療で治すことが出来ますが、ずれが重度であれば顎の骨を切る手術が必要になることがあります。手術が必要な場合は「顎変形症」という病名が付き、一般的な矯正治療と異なり保険診療の対象となります。

2. 受け口矯正のメリットと効果

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 はじめに受け口を放置することで生じてしまう問題についてお話ししたいと思います。皆さんは「8020運動」という言葉を聞いたことがありませんか?これは厚生省が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。ところがこの条件を満たしている人の中に、受け口状態の人はいないというデータがあります。つまり「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」、受け口は放っておいてよい咬み合わせではないということほかなりません。

 歯医者目線で言えば、咬み合わせを整えることによって歯の寿命が伸びることはとても大切なこと。でも一番重要なことは「見た目が改善する」…この一言に尽きると思います。咬み合わせと同じくらい、本当に重要なことです。

 受け口の矯正治療は、見た目の改善だけでなく、健康面にもメリットがあります。受け口を放置するとデメリットしかありません。早めに矯正治療を行うことをおすすめします。

3. 受け口矯正の注意点とリスク

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受け口矯正治療のリスクや注意点は、一般的な矯正治療と何ら変わりがありません。検討している方は、以下の点に注意しましょう。

矯正治療には、時間と費用がかかります。矯正装置を装着していると、痛みや違和感を感じることがありますが、個人差はありますが数日~1週間程度で慣れます。

また、定期的に歯科医院に通院して、検診や調整を受ける必要があります。矯正装置を正しく装着しないと、治療効果が得られない場合や、歯や歯茎にダメージを与える可能性がありますので歯科医師の指示をよく聞いてください。

受け口の種類・程度によっては、顎を切る等の手術を併用する外科的な矯正治療が必要になる場合があります。そのため受け口の矯正治療は矯正専門の歯科医院での精査をすることをお勧めします。また、外科的矯正治療を行う場合、顔貌が大きく変化する可能性があることを留意しておくことも大切です。

4. まとめ

受け口矯正を行うことで、見た目が改善されるだけでなく、咬み合わせが改善され、歯の寿命が伸びるなどのメリットがあります。受け口矯正には、一般的な矯正治療(ワイヤー矯正治療、マウスピース矯正治療、舌側矯正治療)と保険による外科的矯正治療の2つの種類があります。受け口の程度・それぞれの治療方法のメリットやデメリットを比較して、自分に合った治療方法を選ぶことが大切です。

受け口矯正は、時間と費用がかかりますが、見た目や健康面の改善につながる治療です。受け口でお悩みの方は、ぜひ矯正歯科医院で相談してみてください。