こんにちは。仙台市宮城野区のぬかつか矯正歯科クリニックです。今日は部分矯正治療について解説します。

歯列矯正には全体矯正治療と部分矯正治療の2種類があります。全体矯正治療は、歯全体を動かして理想的な咬み合わせや歯並びを実現する治療です。一方部分矯正治療は、気になる一部の歯を動かして咬み合わせや歯並びを改善する治療です。

この記事では、部分矯正治療とはどのような方法かから、メリット・デメリットも紹介します。部分矯正を検討している方は参考にしてくださいね。

目次
1. 部分矯正治療とは？
2. 部分矯正治療が出来る場所と歯のタイプ
 - ・適した場所は「前歯」
 - ・適した歯のタイプ1：歯と歯の間に隙間がある
 - ・適した歯のタイプ2：歯があちこち向いている
 - ・適した歯のタイプ3：軽めの出っ歯
3. 部分矯正治療のメリット・デメリット
4. ご相談は当院へ
5. まとめ

1. 部分矯正治療とは？

部分矯正治療とは、歯列全体を動かすのではなく、部分的に歯を動かす治療方法のことで、主な目的は歯並びを綺麗にすることです。そのため基本的に咬み合わせの悩みは解消されません。あるいは部分的な歯の位置不正を治し、咬み合わせを治すことが可能な場合もあります。
歯列全体を動かす場合は治療期間が数年単位。一方、部分矯正治療は2～3本程度からできるため、2ヶ月～1年程度が治療期間の目安です。さらに、部分矯正治療であれば費用も抑えられます。

ただし、部分矯正治療を希望すれば誰でもできるわけではありません。以下では部分矯正治療ができる歯のタイプを紹介します。

2. 部分矯正治療が出来る場所と歯のタイプ

部分矯正ができる歯のタイプがあります。部分矯正治療を検討している方は、自身が該当するかチェックしてみてくださいね。ただし、最終的な判断は矯正歯科クリニックで歯科医師に判断してもらいましょう。

・適した場所は「前歯」がほとんど

まず、部分矯正治療が適している場所は「前歯」です。人によっては、前歯の数本だけ歯並びが悪くなることがあります。そのようなときは部分矯正治療の出番です。また、過去に矯正したにも関わらず後戻りしてしまった歯にも適しています。
場合によっては奥歯の一部を動かして咬み合わせを治すことも可能です。複雑な処置が必要になる場合が多く、部分矯正治療ではなく全体矯正治療が必要と判断されることもあります。

・適した歯のタイプ1：歯と歯の間に隙間がある

歯と歯の間に隙間があるタイプです。つまり「すきっ歯」のこと。すきっ歯はさまざまな原因でなります。

・適した歯のタイプ2：歯があちこち向いている

それぞれの歯がそれぞれの方向を向いている（歯並びが凸凹である）タイプにも適しています。「叢生（そうせい）」と呼ばれる状態で、隣同士の歯が少しずつ重なっている状態です。重度の凸凹の場合は部分矯正治療適応外となります。

・適した歯のタイプ3：軽めの出っ歯

前歯2本がちょっとだけ飛び出しているのを治したい場合など、軽めの出っ歯は部分矯正治療で対応できます。

3. 部分矯正治療のメリット・デメリット

部分矯正治療にはメリット・デメリットがあります。まず、メリットは以下の3つです。

• 治療期間が短い
• 歯列全体を動かすよりも安い
• 日常生活への影響が少ない

少しの不正状態を短期間で効率よく修正するため、様々な負担を最小限に抑えて歯並びを治すことが出来ます。

一方、デメリットは、以下の通りです。

• 咬み合わせの改善は難しい
• きっちり仕上がらない

咬み合わせは上下の歯並びを修正して得られるため、部分的な矯正治療では正しい咬み合わせを得ることが難しいです。また、部分的にしか綺麗にならないため、美しいEラインを獲得することや全体的な美しさを得ることが困難となります。

4. ご相談は当院へ

当院は矯正専門のクリニックです。仙台で部分矯正を検討しているなら、当院も対応可能です。予約はインターネットで24時間受け付けています。診療予約が入りにくい場合はお電話でもご対応可能です。まずは、歯がどのような状態か見せてくださいね。

5. まとめ

部分矯正は部分的な矯正のため、全体に行うよりも短期間で予算も安くできます。しかし、メリット・デメリットがあります。仙台で部分矯正をしたいときは、当院へご相談ください。